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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2015/10 オレンジ通信 第76号

先日、ある人が「今でも学校の歴史の勉強って、年号を覚えさせるけど、こんなにネットが普及して携帯で調べれば、なんでも出てくる時代に、歴史上の人物名や年号を教えるなんてナンセンスだ!本当の教育は、歴史上の人物が、どんな志を持って、どう歴史を創ってきたかということが大事なんだ」「生きていく上で最も大切なことは志を持つことである。それを学ぶのも歴史だ」と言っていました。
が・・・しかしまぁ、今までの常識がどんどん塗り替えられて日々進んでいきますね。本当にITが世の中にもたらしている影響はすごいと思うのです。

現在のネット社会は誰もが一定レベルの同じ情報を得られるので、生活自体も均一化して見えるのだと思います。その結果、「見栄なんか張らなくていい時代」になっているのではないでしょうか。ひと昔、ふた昔ほど前は「いい車」は男のステイタスだったし、彼女を口説き落とす為に見栄を張って高級レストランに招待したものでした。しかし、今はどうでしょうか?洋服はユニクロでいいし、デートは男女割り勘、車もシェアリングする時代です。
物事にこだわりを持つことさえ無くなって消費の代わりに携帯電話ばかりにお金がかかる。どこでもいつでも携帯いじって暇をつぶす時代。そんな社会だから昔に比べて仕事のやる気(モチベーション)が上がらなくなって当然だと思うのです。ある程度の仕事をすればある程度の報酬が得られる。誠にありがたい社会ですが、反面、若者に競争心が少ないような気がするのは私だけでしょうか?
一方で今、社会、企業に求められるのはパーソナルブランディングの出来る人材です。競争するのでは無く自分をオンリーワンにして貢献できる人材が求められているのです。
では、そのような自分はどのようにつくるのでしょうか?自分のやる気をくすぐる方法をひとつお教えしましょう。それは常に「自分を客観的な視点で見る」ことだそうです。自分を遠目に見て、それが正解かどうか、やるべきことが出来ているのか?そう問いかけていけば自ずとやる気が出るのだそうです。どうも最近やる気が出ない方、お試しください。
さて、前回から頭の回転が遅くなったと報告をしていた私ですが、先日横浜で元オリエンタルランド(ディズニーランド・シー経営)の経営陣であった方の講演を聞く機会がありました。上記の話はその方の受け売りなのですが(笑)実はその講演の前に、えらく退屈な話があったので、その間ずっと自分の人生の今後の計画と成すべきことを整理していました。ある程度の答えが出た時に、その講演を聞いて自分の中にすっかり落ちました。
まさに自分を客観的に分析し、やるべきことが決まった後で、それに関する具体的な方法を講演で学んだ時間であったと思うのです。それからここ数日は、すこぶる頭が回るようになりました。冒頭の方のお話や今回の横浜は、あらためて自分の志を確かめ、自分の使命を再確認できた時間でもありました。
しばらく「やる気」保ちそうな気がするわ~!