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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2017/6 オレンジ通信 第96号プレゼンテーション

毎年6月に行われる葬儀業界の大きな展示会が今年もパシフィコ横浜で行われます。これは、葬祭関連に関わる業者さん向けの商品やソフトの大展示会と、そこに来るお客様方が学びの場を持てる講演会や実践作業講習との双方向で運営されている総合的なフェアです。
当社もここ数年、このフェアに参加しています。出展商品は有田市にある共感葬儀シェアというブランドの販売と、社内で活用しているオリジナルの顧客管理システムの販売です。葬儀社が葬儀社に対する商品(B to B)の出展は珍しいのですが、多様化する業界の中で自社の資源を全国の他社様が望まれるということはありがたいことです。

今年は出展の他に私の講演も頼まれています。3回目となるこの講演、約200名ほどの聴衆に向けて自社の取組みを発表するのです。どうも私の場合は、話し慣れしていませんので、当日まで悩みまくった結果、やってしまうのが、作り込み過ぎ。伝えたいことが多すぎて時間がオーバーしたり、早口で喋り過ぎたり、本当に伝えたいことを上手く伝えることが出来ないまま終了時間が来る。何度も失敗しているのですが、お客様に合わせた内容と時間配分というところ、プレゼンテーションって本当に難しいです。当日まで悩ましい日々は続きます。
さて、一方で会社の中での私のプレゼンはというと、最近は社長の思いを全く伝えていないことに気付かされます。彼らに任せていきたいという気持ちから自分の思いを抑えてきましたが、中小企業にとって社長の存在は必要不可欠なのでしょうか?

最近、僕のことをよく知る友人から、「栄作さんはお金に関する欲が感じられなくなったね」と言われました。確かに貪欲さがなくなった気がしました。お金に対する欲→いやらしい言い方に聞こえるかもしれないですが、これって経営者にとって非常に大切なことだと思います。利益を生まなければ社会貢献もできないわけですから、お客様の満足をどう利益に変えるのかと言うことなくして企業は成立しないのです。そこにこだわりがなくなったのは非常に危険な状況だと思い、考えを正すべきだと感じました。
企業のトップはどうあるべきなのか?社員主体を続けつつトップとしてのプレゼンとは?頭を悩ませながら日々のプレゼンを行わなければなりません。しばらくは悩ましい人生を続けないと許してくれそうにないですね(笑