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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2018/5 オレンジ通信 第107号人工知能

春爛漫ですね~Tシャツでも過ごせそうな季節です。日本の良さである四季ですが、近年は温暖化のせいでしょうか?変化が急激ですね。同じく時代も急激な変化を迎えていると感じる事があります。
例えば、昨日はイマイチだったけどロケットスタートを切ったエンジェルスの大谷翔平選手の活躍は、スポーツでの将来を夢見る日本の若者達にとって大きな実績だと思います。夢を与えてくれてとても嬉しく思います。
又、先日テレビで再生医療の番組を見ていて、医療の飛躍的な進歩を感じました。自分の血液を採取して治療液を作成し膝に注射すれば、軟骨が再生してくるというものでした。まだまだテスト段階であるようでしたが、私も膝がやばいので、将来的に明るい話でとても嬉しく思いました。

もう一つ、これはもっと先の話かもしれませんが、人口知能についてすごくリアルに感じた映画がありました。前から観たかった2015年のイギリス映画です。人工知能の映画で有名なのは「AI」というアメリカの作品。人の感情を持った子ども型ロボットが母親の愛を求めて旅をするストーリーで、少し悲しい考えさせられる内容でした。今回観た「エクス・マキナ」は、よりリアリティがあるのと、正に近未来を想像させられるものでした。2001年の「AI」と比較すると、この15年で私たち凡人の環境も人工知能に対する理解がだいぶ進んだのだと思います。
超大手IT企業で働く主人公の若者が、人工知能を持ったエヴァという女性ロボットが愛を持つかというテストを行うストーリーなのですが、私が一番驚いたのは、人工知能の仕組みが凄くリアルで、ホンマにこの仕組みで出来てくるのか!くらいにインパクトがありました。これから観ようとしている方にも差し支えないと思いますので内容を少し書きますと、世界最大となった検索エンジンの会社が、世界中の携帯端末をハッキングして全ての会話や写真などのデータから人の感情や表情、喋り方を分析。又検索エンジンからWeb上の情報をそのまま頭脳として使う。というものです。そう考えると、携帯電話やパソコンなどは個人情報の宝庫で蓄積場所です。最大手のMicrosoftやApple、検索エンジンのGoogleやYahoo!が今後の世界を征服していくと言っても過言ではない気がします。
皆さんも考えてみてください。脳みその一部が携帯電話に移行してないでしょうか?つまり、漢字を覚えなくなったり、知らない事をネットで調べたり。僕の場合はかなりそうなってます。今後もおそらく止めることができない現象だと思います。近い将来、ロボットに恋する若者が増えたりして益々、少子化になってしまったり、恐ろしい時代が来るかもしれませんね。