株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2019/8 オレンジ通信 第122号教えておきたい

今年の夏は前半涼しくて快適だと思っていましたが、ここ数日はひどい暑さが続いております。流石に夏バテしそうな予感です。皆さん、エアコンの無い車って考えられますか? 僕は旧車が好きで、趣味のクーラー無し車を2台保有しています。ここ3日ほど前ですが、大阪に修理に出していたその一台を取りに行って帰ってくる途中、渋滞に合って、熱さのあまり頭がもうろうとなりました。そう考えると自分の若い時にはクーラーの効かない車が結構ありましたが、あの頃どんな風だったのか?と思い出そうとしても浮かんでこないです。無いなりになんとかなっていたのでしょうね。熱さの度合いも最近は違いますからね。便利に慣れてしまうとクーラー付きの車は窓も開けなくなってしまいます。夏の日、山道の木陰の涼しさ、ありがたさ、大切な何か忘れているような気がします。
先日、オレンジライフのイベントとして、有田の面白発見企画で、地島無人島体験ツアーとシーカヤックで行くプライベート体験の2つを企画しました。中高生に無料で参加してもらい有田の面白いところを体験してもらい有田の自然を好きになってもらおうという企画でした。ところが、募集してしばらくしても、なかなか参加者が集まらないという「まさか」の事態が起こっちゃいました!これも又、ジェネレーションギャップでしょうか?これが大人の休みの日の企画ならあっという間に満員になるとこでしょうが、中高生には伝わらなかったのでしょうね。もしかすると、地元の中高生はアウトドアという言葉すら自分たちの関係のないものとなっているのではないかと危惧します。有田の良さは自然にあると思います。その自然に触れることを現在の子ども達は忘れていないのか?ふと思うと私の息子も中3です。考えてみれば小学校からバスケばかりで中学校もバスケ部が忙しく塾やらなにやら、近くの海に連れて行ったことも数回しかありません。そう考えると、うちの息子も今回の募集を見ても「海」というキーワードでは参加しないと思います。やはり冷静に考えると今回の企画は私の独りよがりだったのかと反省です。
しかし、今の子ども達はかわいそうです。自分たちの生まれ育った地域の本当に綺麗な場所や楽しい遊びを知らない。教えていない大人の責任。何か切ない気持ちになってきます。窓を開けて周りの空気に触れ、涼しさや心地よさを教えてやれない。大人の虚しさを感じます。