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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2021/12 オレンジ通信 第150号宇宙船

僕は昔人間で、最近の車は宇宙船のようなイメージがします(笑

妻が7年ぶりに車を買い替えました。とは言っても前の車が、車検を通してすぐなのにミッションがダメになり、キロ数も20万キロ近く稼いでいたので泣く泣く買い替えとなったのです。さてさて、次の車をどうするか?かなり悩んだ結果、3年落ちの中古車に決めました。妻のこだわりは某Vメーカーですが、CO2の排出量0を目指しているので、電気化が進んでいます。しかし、今の段階では電気+エンジンの燃費効率も上がらない、ただただ環境に優しい作りなので、それは真のリッチな方にお任せして、一つ前のディーゼルエンジンの中古車にしました。
知り合いの車屋さんに探してもらったのですが、タマが少なく結局メーカー限定中古車となりました。横浜にある車を発注、納車まで1ヶ月以上もかかって、その間に父の葬儀もあり、忙しい日々でした。納車の段階で、使用方法を1時間ほどご説明させて頂きたいので、是非ご来店くださいとのこと。なんで3年落ちの中古車に説明がいるのか?と思いましたが、近くで用もあったし、納車費用も安くなったので取りに行きました。
結局1時間30分も車の使用方法を聞くことになったのですが、納得でした。これは中古でもディーラーでなければ使用方法を説明できないわ!これは僕にとっては車では無く、OA機器の取説を覚えるというイメージでした。3年前でこの状況です。現況のものだともっと複雑なのか?もしくは逆にシンプル?とにかく余計なスイッチ類は全てセンターモニターに集約されていてタッチパネル操作で行わないといけないので慣れるまで大変です。これに慣れるとこれも良いのでしょうが、いつも30年近く前の車に乗っている僕にとっては正に宇宙船です。

現在の科学の進歩、本当に必要なのでしょうか?バーチャル社会を否定する訳では無く僕も推進派であります。文明を後戻りさせることは出来ないでしょうが、平和や環境を掲げて消費を生む商売を増やすのはどうなのかと考えさせられます。今後、新種のコロナも続出してくるでしょう。現在のところ消費社会を続けるしか世界経済は維持できないでしょう。このまま鎖国を続けられるはずもありませんが、一人ひとりがもっと大切なことは何か?考えるべきだと思います。