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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2022/3 オレンジ通信 第153号娘へ

この度、長女が結婚する運びとなりました。相手はクラフトビールの会社を任せているT君。なんと私の友人というか、弟の様な(年は息子の様であるのですが)存在の彼です。彼とはオレゴンのポートランドで出会い、不思議な縁で、有田川でみかんバイトから始まり、クラフトビールづくりを任せ、私の自宅を間借りして生活をしていました。国立の教育大学を出て、なぜか世界を放浪してきた彼が、なぜか有田川に腰を据えたのかは謎です。誰とでも順応できる抜群なコミュニケーション能力、器用になんでもこなす彼は良き青年で、一緒にバスケやスノーボードも楽しむ仲間でした。娘の結婚相手とは別の問題でしたが(笑

娘は私が35歳のときに生まれました。仕事に追われる日々の中で、お風呂に入れるのだけが私の役目でしたが、それ以外は妻に任せっぱなしで、今思えば父親失格だったかな。よくお腹の上で寝かせていたのが記憶に残っています。1年違いで妹も生まれ、長女として甘えたい部分も多かったのでしょうが、我慢させたかな?と反省。おもちゃのドレスなんか着て、なりきりのお茶目な一面が思い出されます。とくに頑固で、自分の思うことは最後まで貫く様な性格。小学校低学年のころ、あまりにも聞き分けが無かったので、その頃住んでいたアパートのベランダから片足をつかんでぶら下げて、「言うこと聞かんと落とすぞ!」と言っても断固として自分の主張は曲げなかったことを覚えています。ミニバスでも監督の言うことを聞かずに突っ走っていた、全くの私似の性格であります。私立の中高一貫校に入ってもマイペースで先生の言うことに染まらない、自分を持った彼女を僕はある意味で安心していたのです。

そんな彼女が大学を決めるとき、私の祖母の終末期を共にしてQOL(人生の質)を考える様になったことで、大学で「アルツハイマーの研究」がしたいと言い出し、理系女子の道を歩み出しました。親が言うのも恥ずかしいが、大学時代はよく頑張ったと思うし、あの経験を活かしてこれからの人生で花を咲かせてほしいと思います。現在はオレンジライフの社員として次の事業展開のかなめとして頑張ってくれています。父親らしからぬ友達の様な関係だったけど、会社に入れば社長と社員ですので、容赦はしないつもりです(笑

そんなふたりが付き合いだした時、まさか結婚まで進むとは思ってなかったけど、実は妻と2人で色々と妄想を膨らませていました。本当に出会いとか縁って不思議なものだと思わずにはいられないです。3月24日は京都で両家の家族だけの結婚式を挙げてきます。その報告は来月のお楽しみ!