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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2009/9 オレンジ通信 第2号無題

香典を辞退する風潮が大流行ですね。有田地域でも多くなってきています。
「香典」はかっては「香奠」と書きました。「香を供える」という意味です。これから転じて、香を買う代金である「香典」「香資」「香料」になりました。室町時代後期には武士が金銭香奠を出したとされていて、農村部などでは香奠とは、米などの食料をもちよることでした。
つまり、故人に対する供養の気持ちの表れであり、食料をもちよることから見ても相互扶助のあらわれであると感じます。
今の世の中、地域の人との関わり、つながり、人と人との結びつきが薄れているように感じませんか?そんなことがこれからの日本をどう変えていくのか、想像したことはありませんか?
特に都会ではそうなるのは仕方がないかもしれませんが、皆さんはこの有田に住んでいて地域との関わりをどう感じているのでしょうか?
さて、僕は香典辞退という現象が地域のつながりのバロメーターかと考えています。
勿論、辞退をすることがふさわしい葬儀もあるでしょう。しかし・・・・残念!!です。
単純に返しが面倒くさいとか考えるのではなく、人と人との絆を大切にしたいですね。