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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2017/9 オレンジ通信 第99号ビジョン

皆さん、バスケの話ばかりですが、ただ、嬉しくて!
地元の吉備中学校の男子バスケットボール部が近畿大会で3枠しか出場できない全国中学校大会に和歌山県で初めて出場し、予選リーグを勝ち抜き、ベスト16という栄誉に輝きました。和歌山県のバスケのレベルは全国的に低く初の全国大会出場というプレッシャーをはねのけ堂々と良くやってくれたと思います。
私自身も中学から社会人のクラブチームまでプレーした経験があります。私の現役時代の有田のバスケは県下でもレベルが低かったので、それをなんとかしたいと先輩たちが早い段階での育成を考えてミニバスケットボールチームを結成し、人生をかけてバスケの向上に情熱を注いでくれていました。自分の娘たちや息子も、そのチームに所属し、我が家はバスケに費やす家族の時間が多く、休みといえば体育館という時代を歩んできました。その中で、今回の全国大会に出場してきた子供達は娘と息子の間の年代で小学校の低学年からずっと成長を見てきた我が子のような子達でした。私も沖縄まで試合を見に行きましたが、感無量でありました。長年の地域のバスケに関わる方々の強くなりたいビジョンが達成された瞬間でした。

では、彼らはなぜ?勝てたのか? 勿論センスのある粒ぞろいのメンバーでしたが、要因を私なりに考えてみると下記のように整理できます。

  1. 選手の底知れない勝ちたい気持ち
  2. 小学生の頃からしっかりと基礎を叩き込んだ指導者がいてくれた
  3. 保護者が一丸となって環境をつくった
    (学校外での指導充実、個人能力指導)
  4. 中学校の指導力
    (指導者が連携して短期間にチーム力が上がった)

みんなの達成ビジョンが集約された結果だと思います。どれかが欠けていても達成できなかったのだと思います。このような実例は企業にとってすごく勉強になります。
今、当社では5年に一度の経営ビジョンを考え直すプロジェクトを立ち上げています。社員の意見を集約させ、将来の会社のあるべき姿や新規事業を考えるプロジェクトです。毎月2日間缶詰状態で意見を出し合う半年です。今日も会議中ですが、ちょうど意見が交錯して深みにハマりそうなので、吉備中バスケを参考に達成プロセスを洗い直してみたいと思います。
オレンジライフは5年後、全国大会に行けるのか?勝利できるのか? 審判は地域の皆様です。あたたかく見守っていただけると嬉しいです。