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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2022/10 オレンジ通信 第160号蔵元リノベーション

先日、リハビリも兼ねて妻と友人夫妻の4人で唐松岳に登ってきました。唐松岳は、富山県と長野県の県境にそびえる標高2696mの山で、日本三百名山に選定されています。私のよくいく白馬の八方尾根スキー場の中腹まで車で登り、リフトを2基乗り継げば標高1800mまで一気に登らせてくれます。それでも、僕たちは登りで4時間、下りで2時間半8:30から登り、昼休みを入れて15:30に下山となりました。下りは骨折した足は痛いし、曲がらないしヘロヘロの1日でした。ちょっと無理しすぎ〜 やはりアホです。
帰りは富山で寿司食べて!と友人と二人でもくろみました笑 そして車は妻たちの手に委ねられたのです。なんという旦那たちでしょう! 昼間っから寿司屋で飲む日本酒は格別でした。冬場は毎週のように通りすぎる富山ですが、時間があったので少し散策することにしました。そして、面白い街を発見することが出来ました。富山湾のすぐ近くの岩瀬という街です。
何か湯浅や広川の港町付近を彷彿させる街並みです。通りを歩いて、あっと驚くほど!単に昔ながらの建物や街並をそのまま残しているのとは違い、地面は歩きやすく平坦に整えられ電柱や電線も見当たりません。すごく歴史的な家屋が綺麗にリノベーションされて、500mほどの通りに、レベルの高い割烹や寿司屋、イタリアンやフレンチ、日本酒造店、器作家、鍛冶屋、おしゃれなギャラリーやクラフトビールのブリュワリーなどが集まっています。なぜ?こんな街ができたのか?
皆さんは満寿泉という日本酒をご存知でしょうか? 私も富山の有名所くらいは知ってはいましたが、ここの蔵元の5代目の岩瀬さんという方がこの街をつくったのだと知り、驚きました。まさにアメリカ・ポートランドで見たような・・・この歴史ある蔵元は地元の信頼度を生かして旧家を譲り受け、リノベーションして気の合う(やる気のある洗練された)商売人さんに賃貸しているというのです。やりますね〜日本でもこんなまちの作り方があるのねと感服いたしました。
ここのお酒もかなり変わっています。蔵元近くに利酒のできるお店があり二千円で30分だけ(一回切り)30種類は超えるバラエティに富んだ日本酒を飲み放題試飲させてくれました。ワインの樽で寝かせた日本酒は美味かったです〜 さらに酔いが回りました。仲間が仲間を呼び込んでこんなことが実現できる良い見本です。久々に興奮しました。ぜひ皆さんも機会があればお立ち寄りください。ちなみに足はまだ痛いですがね笑