0120-14-4241

お問い合わせ

株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2023/3 オレンジ通信 第165号親のエゴ

バスケット三昧の1日でした。とは言ってもバスケをプレーした訳ではありません。全日本のバスケ選手で、単身アメリカでNBAを目指していたサムさんとの仲も、もう4年以上になります。友人を通してひょんな出会いで、仙台に住んでいる彼が和歌山に毎月バスケを教えに来てくれています。私はいつも関空に迎えにいって中学生のクラブチームの指導に同行します。チームの監督さんとも良好で自身に無いスキルを補う様な関係で、子ども達の技術の向上に役立ってくれています。今はインターネットで何でも教えてもらえる時代で、スキルアップの情報は無限大でしょう。我々世代には羨ましい限り、40年前にこんな情報があったら練習のしがいがあったろうな〜と思います。今の子は小さい頃からボールと馴染むし、覚えが早い!それでも、生での指導はやっぱり違います。実際に2mクラスの元全日本選手を前にし、指導をしてもらうと見る見るバスケット感が変わっていくのが目に取れ、生の指導の重要性を感じます。今も昔も変わらないのは指導される側の吸収力や真剣さです。そして、どれだけ努力するのかは自分次第です。
そんな訳で、今日は息子にも指導をお願いしていました。バスケで大学に入学する息子達にお昼から個人指導をお願いし、夜は中学生チームの練習でした。中学生と息子達を比べてみれば、高校3年間で体も技術も大きく成長していると改めて感じました。その息子ですが、入学よりも前倒しで練習に参加しなくてはならないため、明日から神奈川県に引っ越しです。高校も滋賀県でしたので、親子喧嘩もすることも無く巣立っていくのかと寂しい気持ちです。今回も高校卒業して家で少しはゆっくり出来るかと思っていたら、自動車学校やら、体づくりのジム通いなど、なかなか忙しく、一回くらいは家族でスノーボード旅行できるかな〜と思っていましたが叶わずじまいでした。勝手な親の思いとはウラハラ、本人は着々と大学への準備をしていました。
大学までのこの期間で子離れしていない自分を思い知りました笑 「すでに子は自立している」「親が干渉するのは間違いだ」と自分に言い聞かせています。子どもに対する想いや育て方はそれぞれだと思いますが、いつまでも子ども扱いして親のエゴを押し付けてはダメですよね。それでも実は寂しさ満載〜離れて暮らすのではなく、きっと大人になって巣立って行く子ども達が嬉しくも寂しい親バカ笑。
大きな期待はありませんが、ただただ怪我なく好きなバスケが出来ればと今は願っています。もちろん勉強も!