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株式会社オレンジライフ代表取締役社長兼CEO上野山栄作のエッセー多事想論

2024/1 オレンジ通信 第175号出来そうでダメ

皆様、本年もよろしくお願いいたします。早いもので1月も終わろうとしていますが、年明け直後から震災にみまわれた能登半島の皆様にお見舞い申し上げます。1日でも早く日常を取り戻せることを願いたいと思います。普通なら三箇日が終われば雪山へ出かけ過ごしているのですが、今年はそんな気分にもなれず淡々と日々を過ごした年始でした。
ちょうど有田聖苑(火葬場)が11月から工事に入り、5基あった火葬炉が現在は3基しか稼働が出来ない状況で、1月はお亡くなりになっても火葬まで2〜3日待ちになりました。これ以上になるとお客様からも苦情が起こりそうで対策が必要かと思いながら日々様子を見ていました。そんな折、学生時代からの親友の御尊父の訃報が入りました。私自身も大変お世話になった方で元気に101歳まで生活されていました。こちらのお宅も葬儀3日待ちの中、久しぶりに友人宅に足を数回運んで、ゆっくりとお父様にお別れを伝える事が出来ました。考えてみると少し時間を空けて行う葬儀も慌ただしさが軽減され、それはそれで良い事だと思います。大切な方との最期の時間を惜しまずに追慕することは大変有意義なことだと改めて思いました。
そして、本日。会社に不測の人手不足状態が起こっていたので、何年かぶりに実務を行いました。事務所に行くと事務の社員が困った顔をしていました。お寺の紹介を希望するお客様からの相談の電話が入り、その宗旨が有田には無いということで、どうしようと悩んでいたのでした。お客様の困りごとなら何でも解消してあげたいと電話を代わり、私のネットワークを駆使して和歌山市内の葬儀社から宗旨にあったお寺を紹介してもらう事が出来ました。ところが、その紹介を希望するお宅と紹介寺との間を詰める社員が全員出払っていて直ぐには行けないと言うのです。お客様に迷惑がかからないように大枠だけでも自分で詰めようと考え、喪家に私がお邪魔しようと決意しました。
ところが、ちょっと待った〜「ドライアイスの用意はどうだっけ?」「社長、今は前と違います」「え〜!!」、「枕元の道具はどこにあった?」と細かいところが変わっていて分からないのです。何とか用意ができて出発〜。いやいや、実質的な部分はまだまだ大丈夫でしたが、今や見積りするにも会社のサーバーに入り、データ化をしてから行うので、全く使い方がわかりません。(自分で造ったシステムも使わなければ忘れます笑)結局、お客様とはアナログなお話をさせてもらい「明日、担当者が詳しく見積りますので」と帰ってきました(汗
つまり私が動くと2度手間です。もう1回一から出直すか!老人の出来ることだけをやるのか?年明けからガックリ来たのでした。でも、やっぱりお客様と直接のやりとり、その方の一番良い時間となるよう葬儀のやり方などの提案は、やりがいを感じます。